値上げラッシュと宿泊金額
出張での宿泊、早朝に用事がある時の「前乗り(前泊・前日入り)」、推し活後に終電が無いための後泊(あとはく・こうはく)、気分転換の小旅行や買い物のための宿泊など……いつもと違う場所で仕事をしたり、趣味を楽しんだり、リフレッシュするために「自宅以外に宿泊する」という機会が皆さんにもあると思います。ただ、昨今の値上げラッシュで気になるのが「宿泊費」ですよね。
ビジネスホテルはいくらで泊まれる?
2000年の始めは5,000円以下で泊まれるビジネスホテルを簡単に見つけることができました。東京都心・新宿でもビジネスホテルなら5,000円程度を目安に探すことができました。朝食付きで5,000円台も見つかったくらいリーズナブルに「ホテル」の施設が利用できました。
ところが2024年の現在、ビジネスホテル(ビジホ)の値段は素泊まりでも8,000円〜10,000円、都心では15,000円という金額もチラホラ見受けられます。ビジホが値上がりしている事に「5,000円ではもはや無理」、「急な宿泊だと15,000円払う覚悟が必要」、「素泊まりで10,000円以上するの?」という、悲鳴に近い声が上がっているくらいです。たしかに宿泊自体が目的でない場合、少しでも安い方が良いと考えますよね。
カプセルホテルはいくらで泊まれる?
では、ビジネスホテルではなくカプセルホテルはどうでしょう? カプセルホテルはカプセル型の寝床(幅1m×高さ1m×長さ2m程度の空間が多いです)がある「寝る」だけの施設です。サウナやスパ、共用の滞在スペースが併設されていて、飲食は共用部分、寝る時にカプセルに入るというイメージがありますね。カプセルホテルは終電を逃したビジネスパーソン(主に男性)が利用する簡易宿というイメージがありましたが、Wi-Fi完備の施設、女性専用フロアを用意している施設が現れ、宿泊の選択肢のひとつとして人気が出てきました。こちらも以前は一泊3,000円程度のイメージでしたが、昨今は値段が爆上がりしている感があります。
また、カプセルホテルという独特のシステムに対する物珍しさも相まってか、日本に旅行に来る一部の外国人の間でカプセルホテルが知られるようになり、「カプセルホテル体験をしたい」という外国人が増えたためハイシーズンの値段が上がってきました。
「カプセルホテルなのに」10,000円を超える施設もあり、「もはやビジホ越えの金額」、「休前日は以前のビジホの倍の値段」という場合もあります。カプセルホテル側もインバウンド(brInbound)の需要を逃したくないため、今後も値段が上がったままになりそうです。
総じてカプセルホテルは「以前のビジネスホテルより高い」と感じるくらいに値上がりしています。
マンガ喫茶(漫画喫茶)に泊まるといくらかかる?
マンガ喫茶には、時間設定の施設と宿泊料金を設定している施設があります。宿泊料金を設定している施設では堂々と宿泊できます。
では、こちらで一夜を明かすといくらになるでしょうか?
設備や金額によってまちまちですが、3,500円程度が多いようです。だいぶリーズナブルになってきました。ただ、施設によっては飲食物の持ち込みが原則禁止だったり、シャワーなどの設備の利用は有料なこともあるので、想定より高くなることもあるようです。また、「寝る」事に特化しているわけではないのでリラックスできるシートやひざ掛け程度の備品はあっても、布団は無いようです。
車中泊にかかる費用は?
次に「泊まる場所」として思い浮かぶのが「車中泊」です。普段から車で移動する方の中には、眠気に襲われて高速道路のサービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)や道の駅で少々仮眠を取った経験がある方もいらっしゃるでしょう。交通事故防止のためにも眠気を取ることは大切ですし、たいていのSA・PA、道の駅では休息としての仮眠を許容しています。しかし、仮眠と違って計画的に睡眠を取る=宿泊となると話は変わります。
道の駅に泊まっていいの?
道の駅では基本「仮眠・休息」の場所としての利用を想定していて、車中泊を禁止している施設も多いのが現状です。宿泊エリアのある道の駅もありますが、東京23区、特に新宿区内には道の駅自体が見当たりませんでした。
コインパーキングで宿泊はあり?
明確にNGと規約に載っていない場合、OKと判断されることもありますが、エンジンを切らずにアイドリング状態でいると近隣住民に「不審者がいる」と通報されたり、巡回中の警察官に職務質問される可能性もあります。トイレも無いのでそこも気になりますね。また、車内で熱中症になったり、エコノミークラス症候群をひきおこしたり、車上荒らしに狙われたりと、一般的な室内に比べると危険も多そうです。
そんなことから車中は安心して寝ることができるスペースではないように思えます。そもそも都心ではパーキングも結構高額です。夜間は一律1,500円程度もありますが、新宿ですと10分300円もあります。
野宿って出来るの?
野宿(のじゅく)とは、屋外(外)で睡眠を取り夜を明かすことです。昭和の時代では終電を逃すと居られる場所がほとんどなく、タクシー代は高くて出せない、歩いて帰宅するのをあきらめた、という理由で野宿経験がある人も少なからずいたと聞きます。しかし2024年の現代では24時間営業のファミリーレストランや漫画喫茶を見つけることが出来るので、「野宿」という言葉を初めて目にした人もいるかもしれません。宿泊予約をせず、帰れなくなった場合の最終手段としての「野宿」のメリット・デメリットについても考えてみます。
野宿は無料?
無料でできるのが野宿です。しかし、他人の敷地に勝手に入って滞在(占拠)することは違法(不法占拠)と見なされる場合がありますのでご注意ください。
野宿をするには?
野宿をするためには、まず場所を決め(この選定もまた難しいですね)、地面にべたっと座るか寝そべるかして夜を明かすことになります。地面やアスファルトに直接触れると、冷たかったり硬かったりと不都合があるのでしょう、人気商品の販売前日にお店の前で段ボールや雑誌などを敷いて休む方を見かけたことがありますが、ちょっと座り心地が悪そうでした。また、天気によっては雨のしのげる場所を探す必要があり、こちらは一段とハードルが上がります。
地面に直に座るのか、ベンチなどを利用するのか?
座ったり横になったりして夜を明かすなら、公園やバス停にあるベンチはどうかなと思いますよね。特に公園はトイレも水飲み場もあって、道路よりは家感があるかもしれません。しかしながら、最近のベンチは一人ずつ仕切りのついたものが増えています。仕切りがあることで知らない人の横にも気兼ねなく座れる一方、気分が悪くなったりしても仕切りが邪魔で横になることが出来ません。中にはゆっくり座ることや横に寝そべることを禁止するかのような「排除ベンチ」といわれるベンチまで現れています。排除ベンチの代表格では、座面が平らではなくアーチ状や波状になっており、背もたれも無い形状で、荷物を置いて座ることさえ困難なものもあります。ですのでベンチで座ったりくつろいだり、ましてや睡眠を取る事はなかなかハードルが高くなっています。また、ベンチがありそうな公園には緑が多いので、吸血の有無にかかわらず虫が多いこともデメリットとして挙げられます。
嫌がらせや攻撃もある?
バス停や公園のベンチを利用することにはもう一つ注意点があります。お酒に酔った人に絡まれたり、野宿者を快く思わない人からの嫌がらせや攻撃を受けるコトがあるのです。酔った人は少し何か言うだけで立ち去るかもしれませんが、何をしているか分からない人(あなた)がずっと同じベンチに座っていることを恐怖に感じる近隣住民もるでしょう。その場合、警察を呼ばれ職務質問される、地域の防犯組織などから質問を受けるという可能性もあります。また、一晩だけの野宿者に対してではありませんが、定期的にバス停のベンチで寝ていた路上生活者の方に対する暴力事件なども起きています。このように「野宿者を快く思わない人」がいるということを覚えておきましょう。
盗難や事件にあうかもしれない
何もガードが無い状態で寝てしまう=意識がない状態になるなんて、所持品などが盗まれないかも、ちょっと気になります。電車で寝ていてもスリに財布を盗まれるそうなので、荷物やお金の管理にも気を遣うことになります。しっかり寝ることは難しそうですし、ビクビクしながら眠りにつくのも心が淋しくなりそうです。また、特に新宿などの繁華街ではトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
野宿のまとめ
キャンプ地などを除き、当てのない野宿はあくまでも夜をやり過ごす最終手段です。上記の理由によりメリットよりもデメリットの方が多いことが分かりますね。
追記:筆者は野宿した経験が無いので分かりませんが、筆者の友人(女性)が20代の頃、朝目覚めて周りがうるさいなぁと思ったら、駅前の生垣(!)で寝ていた。という経験を持っています。仲間と飲んで3件目くらいまでは覚えているとのことですが、その後の記憶がないそうです。駅前ということで夜間も人の目があった事が幸いしたのか、所持品は無くなっておらず、葉っぱが服にくっついてチクチクした以外は何も被害はなかったそうです。「駅のトイレでメイクだけ直してそのまま出勤した」というツワモノです。これは災難だったのは生垣の方ですよね。20代女性とはいえ重かったのでは?とかわいそうな気持ちになりました。そんな被害を生まないためにも、事前にアスクルームをご予約くださいませ。
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